2013年冬アニメ(1Q)まとめ
2013年最初のクールが終わりました。
2012年4Qからはじまった2クールものが軒並み面白かった!
反面、今クールから始まった作品は序盤、中盤はいいのに最後が盛り上がりきれずに終わってしまった作品が多かった感じがありました。
では売上を見てみましょう。
○2013年冬期放送開始TVアニメ 1巻ランキング(暫定)
22,404 ラブライブ!
*8,513 僕は友達が少ない NEXT
*7,580 ビビッドレッド・オペレーション
*6,034 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる
*4,676 たまこまーけっと
*4,525 AMNESIA
*4,281 絶対可憐チルドレン THE UNLIMITED 兵部京介
*3,335 みなみけ ただいま
*2,905 八犬伝 -東方八犬異聞-
*2,773 GJ部
*2,710 まおゆう魔王勇者
*2,633 AKB0048 next stage
*2,499 閃乱カグラ
*2,321 キューティクル探偵因幡
*1,910 gdgd妖精s(ぐだぐだフェアリーーズ)
*1,708 ささみさん@がんばらない
*1,520 問題児たちが異世界から来るそうですよ?
**,715 あいまいみー
**,630 生徒会の一存 Lv.2
それから前クールからの継続作品の1巻がこちら
30,245●ガールズ&パンツァー
22,990●ジョジョの奇妙な冒険
11,092●リトルバスターズ!
今期のアニメがちょっと元気がない感じがしますね。
ではそれぞれの作品の短評など
最終回まで熱かったぜ!
原作も面白いし作ってる側も役者もみんなノリノリでやっていてよかった。
最終回で1期のOPを流すのも熱かったし、EDの入りも完璧。
久しぶりの1期2期はやはり面白かったと思わせてくれました。
ED後に承太郎も出てきたしこれは3期ありますよね!!
ガールズ&パンツァー
きちんと終わってくれましたね。
最後の2本はアクションや作戦、演出などがきちんと詰められていて面白かったです。
時間とお金があるっていいなー
絶園のテンペスト
厨ニ、魔法、駆け引き、推理、恋愛、バトル、SFと回を追うごとに様相を変える不思議な作品なのにちゃんと着地しました。
これも序盤にきちんとキャラと関係性を描写をしたおかげです。
そのせいで初見では序盤もっさりした感じがありますが、9話以降の爆発力と2周目が面白い!
またキャラクターもバランスよく描かれており、そのおかげでシュールなギャグとかぐにゃ~などがうまく生かされており、キャラクターも楽しめます。
キャラクター、話の展開などちょい難しいけれどよくできた話でした。
2クールものは深みがある面白さが出せるのがいいなー。
新世界より
呪力をもった人間たちだけの未来世界。
それを描くために1クールをかけていましたが、ある程度世界がわかった26歳編からのスパートが面白かったです。
バケネズミの反逆と世界の秘密、なんとも言えない後味の悪さ。
SFが好きな人にはオススメできます。
これだけ世界を描けるのはすごいなー。
PSYCHO-PASS サイコパス
こちらも未来の管理社会ディストピアモノ。
やりたかったのは完成された箱庭であがく人間を描写することだったんだろうなと推察。
虚淵モノはまどかマギカもそうだったけど、システムに対する反逆じゃなくてシステムに翻弄される人間とシステムをいかにハックするかというところが面白さの本質な気がする。
そう考えると狡噛と槙島の立ち位置とその終わり方は納得できますね。
続編があったらどんな話になるのかな?
面白かった。2期と3期なんてなかった。
キャラがみんな可愛くて癒された(保坂以外)
このスタッフでまたやってもらいたい。
お母さんとの和解までやって無事着地。
やることは全部やったと思うので作品としてはちゃんと完結したハッピーな作品だったと思います。
丁寧に作られている良作。
原作の面白さをよく引き出しています。
こんなによくできているのになんでスポンサーとかつかないのかなー
日曜朝とかに流すべき番組だったのかもしれない。
BDもBOXだけなんである程度売れてくれるといいな。
作品世界の枠を広げた序盤、盛り上がった中盤、原作補完をした過去編、最後は兵部少佐のお話で終わりました。まだ未完結の作品のスピンオフとしては満点に近いんじゃないでしょうか。
個人的には絶対可憐チルドレンを終わらせる勢いで最終回をやってくれてもよかったのよ?
絶対可憐チルドレンが続いていてくれたおかげでこれが見られたという思いと、あのgdgdな絶対可憐チルドレンはさっさと終わって欲しいという個人的には複雑な立ち位置の作品でしたが、楽しませてもらいました。
イクシオン サーガ DT
最後までやりたい放題のヒドイ(褒め言葉)作品でした。
深夜のノリのバラエティという感じです。
人にはオススメしないけどこのノリが好きな人にはとことんオススメ。
売れましたねー!
初期ラブライバーの方々が報われたようで本当によかった。
お話はコテコテでしたが終盤のアレについては、作り手の作りたいものと視聴者の見たいものがズレてしまった感じがありましたね。
視聴者側は9人がそろって難関を突破というものを見たかったのにも関わらず、作り手は3人で始まった物語だから3人の話に戻してアイドルをやる理由や仲間の話という内面に行ってしまった。
物語の冒頭で掲げた目標をカタルシスがないままクリアさせたのは急で雑な展開だったと思います。
堕とすんだったらもっと時間をかけて丁寧に堕とそうよ(黄泉ちゃんの裸体に殺生石を当てながら)
話的に面白かったらまだしも、ありがちで面白くなかったのも悪かった。
この手の話をやるにしても物語の中盤で処理したほうがよかったのではないか。
例えばニコ先輩あたりにそれを背負わせるとかライバルスクールアイドルのA-RISEをうまく使うとか。
ただ企画のコンセプトとしてキャラクターありきだから、この娘たちにその手のドラマツルギーを背負わせるのは難しかったんだろうなとも推察します。
とまぁドラマ的にはイマイチですが、歌とか踊りには本質的なパワーがあるのでアイドルが歌って踊ってくれるだけで盛り上がるのも事実。
日本人は本当にアイドルが好きだね!
これだけ売れたら2期もあるだろうし次にがんばっていただきたい。
最後までいろいろと薄味になってしまった作品。
ご町内という場を描写するには30分×12話だと時間不足だった気がする。おかげでキャラ描写も薄くて全体的に散漫な印象を与える作品になってしまった感があります。
もっとたまこたちに集中してもよかったんじゃないかな。
アニメとしてはフックが少ないし、キャラクター造形も尖ったところがないので、深夜アニメを好む層とズレた作り方をしてしまったのかもしれない。
ちょっとけいおんの手癖で作りすぎたのかな?という印象。
1話で出落ちしちゃった感じ
この作者さんはつかみも上手いしいろいろ勉強しているんだろうけど、頭でっかちというかどうにも話の進め方が拙速な感じがして盛り上がりにかける作品でした。
それにくわえてエセくさい感じがするのもよくない。「みんなこういうの好きだよね?」的なニオイがするんだよね。百合とかやってくれるんだけど「見たいのはそこじゃない!お前分かってないな!」とつい思ってしまう。
たぶん企画書レベルでは面白いのを提案できるんだろうけどマーケとか読者の声に負けちゃう感じ。今回もお兄ちゃん(大塚芳忠)の終盤のその扱いはないだろうと思ったのでそういうケアが足りていないイマイチ気持ちよくしてくれない作品でした。
日常萌えアニメの進化系。
安定した空間に自分がいてもいいんだ的な肯定的な感情が大切なのだと認識しました。また動画工房らしく高いレベルのアニメーションと作画がよく雰囲気にあっていたとおもいます。
これが好きな人は魂が疲れているので優しくしてあげましょう。
あんまり修羅場じゃなかった。
毎回、主人公の黒歴史ノートが出てくるのが飽きたしつまらない。
バーニングファイティングファイターの語感の悪さが気になる。
話し的にイマイチ進展させることができないのでテコ入れでキャラクターが追加された感じがした。
そして後から追加されるキャラクターのほうが属性というかキチ度が強いので前のキャラクターが薄味に感じられたのはよくない。
というか、タイトルの良さが生かせてないような気がする。
画面が白すぎるのも良くないですね。
さすがに原作者のテコ入れが入ってテンポがよくなり1期と比べると格段に面白くなりましたね。
しかし
「えっなんだって?」
この一言で一躍今期のクソ主人公に踊りでたのも事実。
話の趣旨からいって部内でカップルができて、みんなと疎遠になって部活崩壊。なんやかんやで彼女と別れてズタボロになったところでまた復活とかでいいじゃん。
この終わり方だと3期がないと許されませんねー
しかし夜空はどうやってテコ入れすればいいんだろうか?
おっぱいも尺もぱっつんぱっつん
この監督と脚本家のコンビは安定しているんだけど、いつもすごく盛り上がることもなく気がついたら見なくなるという感じで今回もそれでした。
雑でありがちだけどそれが幸いした感じ。
分かってる話は頭を使わなくていいから見るのが楽だよね。
とにかく生臭い話だった。
アニメの世界でも総選挙とかやらなくてもいいだろうに。
河森作品にありがちな終盤のつまらない展開もつまらなかったし、役者もちっとも上達しなかった。
気がついたら信者以外見ていない作品という印象。
浅沼にーさんのインテリヤンキー主人公アニメ
もうちょい盛り上がってもいいんじゃないかという印象だったんだけどね。
演出かなんかのパンチが足りなかったのかなー
ちなみに一番印象的だったのはブリドカットセーラ恵美という声優さんのお名前でした。
他の番組と時間枠がかぶっていたせいでほとんど見られませんでした。
実は良質の幼女アニメだったらしいと後から聞いてぐぬぬ…
毎回死ぬヒロインとかヤンデレ彼氏がヒロイン監禁とかいろいろ新しい扉を開いていた作品。
何を言っているか分からないと思うがこれ本当なんだぜ?
アムネシアちゃん実はわりとビッチだったんですなー
なんか盛り上がることもなく淡々とやっていた感じ
2期があるとかないとか
気がついたら空気枠。
どうなったんでしょうか?
前の感じを踏襲すればよかったのによくありがちなラノベアニメになってしまった感じ。しかも面白くないという…
まるで話題にならないし、いつもの伝統芸なのに1万枚以上売れるんだから信者すごい!
みんな死ぬか生き返るかしたら呼んでください(笑)
ショートアニメまとめて!
狙ってやってる感じがうまく生かされていてすごく面白かったです。
三森パパとかびっくりネタもあったし過去の伏線が回収される!というgdgdにはあるまじきgdgdしていない展開もあったのでびっくりしました。
脚本やアドリブ、CGなどいろいろレベルアップをしていたので楽しませてもらいました。
3期は…無理かなー?
どこにすっ飛んでいくか分からないよくわからない勢いの怪作でした。
一貫して作者がアレだったのはすごい!
ストーリー番組なのに5分番組なんでちょっと細切れ感が強くてもったいなかった。
尺的には10分くらいがいいんじゃないかな。
キャラクターが出揃ったところで終わっちゃったけど評判がいいのでうまくいくと2期があるかも?
最後のメタ展開まで含めてお約束がよかった。
キャスト的にはドキプリとかぶってる人が二人いるということに最終回で気がついた。
あと副編集長の中の人がでかいのとPVで映りが悪いのがかわいそう
直球表題ロボットアニメ
gdgd妖精1期の脚本家がやっているgdgdのフォロワー的番組。
笑いという難しい題材はちょっとどうかという感じ。
ただ最近いろいろこなれてきたので最初よりも面白く感じています。
石田とあさくらだったとしかいいようがない
5分アニメなのにテンポが悪くキレもない見るべきところがない作品でした。
以下クソアニメ賞エントリー作品
さくら荘のペットな彼女(2クール)
自分が凡才だと分かっていて、なに無駄に天才と張り合おうとしてるのか理解できない。
せっかく周りに天才がいるなら利用したりプロデュースしたりすればいいのに。
もしくは同人などで自分が作りたいものを作っていれば満足だと思うんだけどなー?
あと主人公くんはすぐ人に対して当たるのやめてほしいです。
自分勝手で他人の卒業式をぐちゃぐちゃにするのは最低ですね。
というわけで何が面白いかさっぱり分からない作品でした。
ロボティクス・ノーツ(2クール)
機能しない主人公、なにもしないくせにうるさいヒロイン、何がやりたいんだかはっきりしないコンセプト。終盤どんどんいらなくなるキャラクターたち、なんで種子島?ロケットいらなくない?そしてとってつけたようなロボット戦という意味のない塊でした。
もともとは主人公とヒロインがひとつだったのを分けたというのを後から読んですごく納得。
元のシナリオの出来の悪さがそのままアニメになったという不幸。
動き出した企画は止められない。
やっぱり出落ちでした。
話は面白くないし、ドラマはないし、設定はいい加減だし、ご都合主義だし、キャラは作者の操り人形だしで、背景と音楽以外褒めるところがない作品。
図書館に篭ってwikiからオーバーテクノロジーを手に入れられて俺TUEEEEE!できる魔王と、とことん無能に描写される敵という構図も最低でした。そりゃ最後は歴代魔王との戦いになるよね、勝手にやってろ。
真面目に評論をするとメディアの違いを克服できなかった作品という印象。
たまたまスレにいた読者からのリクエストや感想を読みながら書ける2chと、多くの人達が受動的に見るアニメでは受け取り方も納得の仕方も違うので、アニメ化するときはちゃんと作りなおしたほうが良かったんじゃないかなと思います。
またこの作者は自分の言いたいことのためだけに場やキャラを設定する癖があるのので、作者の思想や知識レベルに合うか合わないかで評価や感想がまるで違うみたいですね。仮想戦記モノとかシムシティとか好きな人なら向いているかもしれません。
この作品でいちばんやりたかったのは商人とメイド姉なんだろうな。
薄っぺらいけど。
とにかく雑な作品でした。
キャラはブレるし、目新しいことはないし、話がしっかりしているわけでもないし、演出も作画もいいわけではない。
友情を標榜するわりにはドッキングして「れいちゃんのことはぜんぶわかった」はないでしょう。最終回はツッコむところが多すぎてつかれたよ。
加えてこれだけキャラクターがブレると声優さんも演技がしにくいだろうし、演技のほうも妙に抑えた演技をしていた感じがあります。メインキャストがかぶっているあいまいみーを見ているとあっちは本当に楽しそうに演技している分、落差がひどくてかわいそう。
監督に関しては、ストライクウィッチーズ2や劇場版から感じていたヤバイものが全部噴出した感じがしています。でもまさかここまでキャラが描けないとは思わなかった…話やキャラクター造形には関わらないほうがいいかもしれません。
最後に、プロデューサーである鳥羽PはかのAngelBeats!というクソの金字塔を作ってくれましたが今回もすごかったです。
売れている人をメインに据えて宣伝したらそれで終わりじゃなくて、ちゃんとプロデュースしてください。
面白かった作品
1.ガールズ&パンツァー
人にオススメできる作品
ジョジョの奇妙な冒険、みなみけ ただいま
個人的に好きな作品
絶園のテンペスト、新世界より
そして栄えあるクソアニメ大賞1位は
ビビッドレッド・オペレーション
でしたー!
おまけ
ベストヒロイン賞
不破愛花
ベストED賞
神世界より ED 割れたリンゴ 渡辺早季(CV:種田梨沙)
割れたリンゴ 渡辺早季(CV:種田梨沙) - YouTube
次は春アニメレビューで会いましょう
それでは