2016年夏アニメ(3Q) まとめ
すっかり寒くなり始めましたが夏アニメのまとめです。
○2016年夏期放送開始TVアニメ 1巻ランキング
71,584 ラブライブ!サンシャイン!!
16,278 B-PROJECT ~鼓動*アンビシャス~
*6,643 モブサイコ100
*6,452 NEW GAME!
*6,285 美男高校地球防衛部LOVE!LOVE! 1
*5,680 ツキウタ。 THE ANIMATION
*5,091 SERVAMP -サーヴァンプ-
*4,805 配信版「planetarian~ちいさなほしのゆめ~」
*4,537 魔装学園H×H
*3,676 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!
*3,671 ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園
*3.150 アルスラーン戦記 風塵乱舞
*2,421 不機嫌なモノノケ庵
*2,556 あまんちゅ!
*2,096 Rewrite
*2,053 Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀
*1,638 アクティヴレイド -機動強襲室第八係-2nd
*1,634 バッテリー
*1,536 クオリディア・コード
*1,478 この美術部には問題がある!
*1,258 初恋モンスター
**,929 甘々と稲妻
**,858 食戟のソーマ 弐ノ皿
**,671 チア男子!!
**,442 ReLIFE
**,418 魔法少女?なりあ☆がーるず
**,376 はんだくん
**,368 タブー・タトゥー
**,292 ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン
**,224 orange
**,*** ももくり
**,*** 腐男子高校生活
**,*** OZMAFIA!!
一強多弱になるかと思いきやけっこう善戦しましたね。
しかし評価しているものと売上が真逆の結果でありゃりゃりゃりゃという感じです。
数字的にみるとラブライブ、B-pro、ツキウタとアイドルものが強いですね。他にも女性モノがけっこう売れていてチャートの方向性が変わりつつあるのが分かります。
またモブサイコとNEWGAME!がかなり善戦したのが印象的な夏クールでした。
各作品寸評
Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀
「別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」(別作品)
虚淵玄脚本の台湾人形劇
いい感じの武侠モノでキャラがそれぞれ立っていて面白かったです。
特に腹黒キャラたちがそれぞれの思惑でお互いが騙し合うのが面白いし、その中で主人公のおじさんだけが巻き込まれたという立ち位置をずっと維持できたのが最後の面白さに結びついていたのではないでしょうか。
台湾の人形劇のレベルの高さも楽しめたし話も面白いので見ていない人にもおすすめです。
異世界転生ループ系もの
最終回まで制作陣が気合をいれて作っていて、この作品が好きなんだとよく伝わってきました。
途中の失敗ルート続きで「次週見るのしんどいな」と思うくらいでしたが、最終回まで見たらその分のカタルシスがあったので良かったです。
スバルくんの追い込みと情けなさが効いてレムが輝いたりと緩急が上手くいった印象。
結果、レムりんカワイイという感想になりやすいですね。
まとめ見したほうが楽しいかなと思いますが、レムりんの破壊力が落ちちゃうんだよなぁ。
ゲーム会社もの
「今日も一日がんばるぞい!」だけで終わるかと思いきや、そこからどんどん面白くなっていきました。
ゲーム会社あるあるって、ツラいけど面白いよね(白目になりながら)
キャラもカワイイし丁寧に作ってある良作でした。
未来警察モノの2期
キャラの配置を変えて自由度を上げて、テンポと情報量を上げたのでいい感じに盛り上がりました。
キャラ紹介が終わった後に伏線を活かして面白くするのは谷口悟朗総監督の得意技やね。最終回でキレイにまとまる上手な作りです。
特撮回がシンゴジラ公開と重なったり都知事が変わったりといろいろタイムリーなことが重なった「持ってる」作品でもあります。
ところで瀬名さんはどうなるのでしょうか?
侍+ロボ+異星人侵略+日常のP.A WORKSもの
主人公の剣ちゃんがブレずに侍でいたこと、日常パートをしっかり描いていたことで、青春ものっぽい作品になりました。
普通のロボもののパターン(最終回で決戦・大勝利)とは違うけど、こういうジュブナイル的なお話もいいよね。
マリちゃんがタイムトラベルして電気にまつわる偉人の発明を目撃するお話。
学習アニメだけれど、SFとしても面白い良作でした。
最後にエジソンの銭ゲバぶりっぷりを社長に肩代わりさせるのも、知っているとニヤリとさせられる落ちでしたね。
知名度は低いですがいい作品です。
料理ものの2期
テンポよし、お話よし、エロよしでエンタメ料理モノとしてよく出来ているアニメです。
ジャンプものはきちんと料理するといい作品になりますね。
美術部を舞台にしたラブコメもの
宇佐美さんかわいい!だけで最後まで見れました。
恋する女の子を可愛くしっかり描くってすごいよね。
ショートアニメならではの勢いとキャラの活かし方、豪華なアニメーターの使い方で面白かった!
2期も楽しいです!
シロウお兄ちゃんが美味しいところを全部持っていくと思ったけど、さすがに我慢したようで。
と思ったら映画化ですってよ。
Fateものは確実に儲かるのぉ。
女性向け男性アイドルもの
普通にアイドルものとして積み上げるかと思ったら最後の最後でやらかしやがった。
最後につっこむシリアスは穴だらけだと視聴者は冷めますな。
途中まではしっかりと積み上げていただけにもったいない作品でした。
まぁ売れたから次もあるかもね。
スキューバもの
ゆったりものなのはいいんですが、掛け合いするキャラが足りなくて全般的にイマイチでした。
ARIAはあのバランスだからよかったんだなぁ。
育児料理モノ
途中から飽きが来てしまってうーんという感じ。
面白くなりそうなパーツはあるけど、あんまり使わなかったという印象。
急ぎ足の超高速アルスラーンという印象でした。
急遽8話編成にしたんだろうなぁ
本当に中途半端な作品になってしまいました。
クソアニメGP2016SUMMER
よく分からん話でBADEND、しかも原作信者もあまり喜んでいないという誰得アニメ。
2期あるらしいけどどうなんでしょ?
ライトノベル作家が3人集まったらお互いのいいところを打ち消し合って、凡庸なものができたという感想。
作画も悪かったし話のギミックもイマイチでした。
私たちは何回スタートすればいいの? という感じのRe:ゼロから始めるスクールアイドル生活でした。
μ'sの後追いで同じようなところをグルグル回っていたと思ったら、なんとなく9人集まってなんとなくμ'sを卒業して、最終回のライブで突然寸劇を始めてライブをやった後に唐突にドアを開けてどっかに行っちゃいました。
前作からのファンを減らしたくないという内向で保守的な作り。イベントを並べて無理やり繋げている感じがあるので、話がキレイに盛り上がっていかないし演出も空回りしてしまっていました。
しかも話のためにキャラの言動や行動が支離滅裂なので、キャラ立ちが悪くて口癖連呼マシーンになっているのも良くなかったです。
世代交代は本当に難しいなぁとしみじみと感じさせる作品でした。
もっとキャラに自信をもって新しいことに踏み込まないと、2期があってもブームは長続きしないんじゃないかな。
カルピスウォーターをさらに水で薄めたような展開で盛り上がらなかったアニメ。
1クール+映画の予定が脚本4話の段階で2クールに変更とかするからこんなことになるんよ。
ワルキューレ5人、デルタ小隊5人、敵の空中騎士団でキャラが多すぎたのにどれも掘り下げがイマイチだし、お話として面白い展開もなかったのが原因です。
そもそもアイドルが潜入ってどういうことよ?しかも何回も潜入するし必ず失敗するしで話を薄めた感がすごかったです。
期待したことはすべて下回りキャラも活かせない、構図も以前のマクロスで見たことがあるのを使いまわす新鮮味のなさで、映画があっても見に行かないなーというアニメでした。
1話の戦うアイドル路線でよかっただけに残念です。
インド人は設定と1話がいいだけにめんどくさい…
サテライトはいい監督とスタッフが足りないというのがここ数作の感想なので、そろそろ座組を考えたほうがいいかも。
中学野球もののはずだったんですが、なんだったんだ、これ?
天才ピッチャーとキャッチャーの関係かと思ったら心情表現が下手で何を考えているか分からないし、問題がなんで解決したかも分からないし……などまだまだで、後半からはライバル校の奴らの悩みが主軸になるというgdgdっぷりでした。
公式試合は1試合もしないし、練習試合もろくにやらないし面白さもカタルシスもないどうしようもなさ。エンタメものとしては酷い作品でした。
原作も野球を取材せずに最後は投げ出した作品らしいので二度とあさのあつこ原作ものは見ないと心に誓いましたとさ。
ということでクソアニメGP2016SUMMERはバッテリーでした。
期待された大作が軒並みダメという感じでしたが、次のクールに期待したいところです。
秋クールのレビューは今書いてます!(蕎麦屋の出前状態)