私たちの全てはまだ始まってもいない
東のエデン 劇場版I The King of Edenを見てきた。
朝から立ち見の状況で、21:30の回をとった。
その時間でも満員、ファン層は男6割女4割くらい
(以下ネタバレ注意)
エンターテイメント映画としては酷評せざるおえない。
なにせやっと話が始まったところで終わったんだから。
しかも中身といえば状況描写だけ。
これ、単発の映画としてみたら最低だと思う。
完全にテレビ版と後編のつなぎなので、これを初めて見た人は面白くないだろうなーと思う。
前回のエントリーで自分で書いたとおりなんだけど、「映画化しました」という箔のために小屋でかけている映画です。
師匠である押井守の宮本武蔵と同じだね。
この話も後編も間違いなくテレビでやるべきもので、映画でやるもんじゃないでしょう。
信者力が強い話だからできる芸当だよなー
東のエデンの12話としての評価はリセットからのリスタートなので状況が整理されていて見やすかった。
感覚的にはパトレイバー2の前半を見ている感じ。
しかも師匠のフィルムのオマージュ(川井憲次音楽で)とかあるしね。
あとずいぶんとキャラクターを動かすことに気をつけていた気がする。
この手の話は、話のためにキャラクターを曲げやすいけどその辺りは気をつけていたなー。
でもまー結局ジュイスだよなー。
あージュイスくれー
ツンでもいいよいいw
あと今更ながら気がついたんだけど、この話にでてくるキャラって口が大きいよね。
そのおかげでずいぶん表情が付けやすい気がする。
あとテンポもずいぶん気をつけていたし、笑えるところも用意していたのは偉いとおもう。
ただ、唐突感というかわざとらしさを感じてしまい、つい最近みたサマーウォーズのコントロールと比べるとイマイチな感じが・・・
映画初監督だからしょうがないけどねー。
とりあえず東のエデンとしての評価は映画の後編を見てからということで。
きちんと風呂敷たためたらいいね。