2014年秋アニメ（４Q） インプレッション
秋アニメのレビューです。
今期はTSやら巨女やら男の娘で新たな属性に目覚める危険なシーズンです。
さらに神撃のバハムートという映画なみのクオリティと手間をかけた作品があるために、質が高いという表現をどこから使えばいいか分からない大変なことに。
話題作やら問題作やらいろいろあるのでレビューを書くのも苦労しました（いいわけ）
話題作や注目作
大人気伝奇ノベルゲームFateのunlimited blade worksいわゆる凛ちゃんルートです。
このエピソードは以前スタジオDEENで映画化しましたが、今回はufotableでテレビアニメです。
さすが人気作品ということで１話２話が１時間スペシャルだし、画面のレイアウトも凝っているし戦闘もかっこいいしで気合の入れ方が違いますね。
前日譚のFate/Zeroもufotableで制作されたので、そこら辺のネタの補完もチラホラとされているのもいいですね。
話し的には聖杯戦争のシステムの裏ワザを使う話なので、ギミックを知らない人は楽しめると思います。
ちなみに映画化が発表されているHeaven's feelは聖杯ゲームのシステムをハックするお話。どれもそういう視点で見るとよく出来てるんですよね。
分割２クールでいろいろ丁寧にやっているために導入だけで２時間かけてるけど、映画って２時間で終わってるぞ？
というわけで手短に話だけ知りたいならDEEN版を見ればいいんじゃないでしょうかー。
P.A WARKS作品
業界ネタって基本的に面白いわけですが、この作品はなんらかの制作に関わったことがある人ほど、楽しみつつも心が削られていくという不思議な魔力を秘めた作品です。
「大丈夫、１時間で８カットあげたことあるから、２カットくらい昼にはよゆー」
「調子でねー」
「あの頃の俺はお亡くなりになりました」
の流れはあるあるすぎてつらい…
基本的にテンポがよく引きも上手いのでよく出来ている作品です。
モデルになるキャラクターもわかるとニヤリとするしね。
特に水島精二監督はアニメ業界で大人気すぎです。
アイカツ！にも出てただろうｗ
あーボクの人生も制作進行とかしてくれないかなー
あとゴスロリ様回お願いします。
蟲師シリーズの3期め
あいかわらず画面、音楽ともに最高クオリティでいい話を楽しんでいます。
前期では放映を落としたために監督が顔出しした穴埋め回が３回（内１回は穴埋め回再放送）
というやばいスケジュールでしたが、はたして今回は大丈夫でしょうか！？
そんな別の楽しみもある作品ですね（ひどい）
スクエニの漫画原作
ほのぼのとナンセンスの間のギャグものみたいな感じ。
小野Dのおかんっぷりを楽しむアニメです。
かぷめんという言葉だけですでにアニメ化した価値あり
かぷめんってアニメオリジナルということが判明。
素晴らしすぎる。
ガガガ文庫原作の変身バトルもの
ツインテール大好きの主人公がツインテール大好き属性力を使ってツインテールの女の子に変身して、ツインテール大好きな侵略者と戦うお話（ぜぇぜぇ）
基本アホなことを真面目にやるお話です。
ニャル子さんとか好きな人には超オススメ。
さらにこれを見てTSに目覚める人が大量にいるようでヤバイｗ
あとヒロインポイントカンストのために、とことん貶められる蛮族こと幼なじみの愛香さんには頑張って欲しいですね。
この娘、本当にうすい…
ソシャゲー原作のファンタジーもの。
タイガー＆バニーのさとうけいいち監督作です。
スタッフをみてひょっとしたら？と思っていましたが、めちゃくちゃお金がかかっている良作でした。
やりたい放題できるお金がある作品っていいよね。
ライトノベル原作
MF５最後の弾のファンタジー戦記もの
お話とおっぱいというか萌えのバランスがほどほどによいベテラン作家ならではの作り。
ちゃんと主人公がヒロイックなのがいいよね。
ついでに ティグルさんのヴルムドがヴォルンするという感じの隠語になるくらいにハーレムしてるのでおっさん層に受けてそうです。
白加賀さんことリム（CV井口裕香）いいよね…
月刊マガジン連載の音楽×青春×恋愛もの
ピアノを辞めた眼鏡くんと天才バイオリニストの少女が出会って始まる物語。
女の子の話を引っ張る力とコンサートシーンの良さで楽しく見ております。
病気やら嘘やらいろいろなファクターがあるもののちゃんと終わりそう（アニメと原作が同時に終わるプロジェクトらしい）なので期待してます。
色使いとかも綺麗ですし、このクラスのアニメで１人原画を見られたということで技術的にも面白いことをやってくれそう。
雨宮慶太作の特撮でずっとやっていた牙狼がアニメになりました。
小林靖子脚本ということでお話が面白い牙狼が見られるんですよ！
今回は舞台を中世にして流浪の旅を続ける少年と国を追われた王子様のお話になりました。
あーこれは小林靖子萌え萌えで脚本書いてるだろーという感じで面白いです。
カワイイ女の子は期待しちゃだめですよー
ガンダム系
ガンプラものの２期。
主人公たちは代替わりで交代しましたが、１期と変わらずきちんとしたお話とよいキャラ立てとガンダムネタをいれているので大変楽しめます。
あと女性キャラがエロいので大変良いです（超重要）
あきらかに説明が足りていなくていろいろ整理されていない作品です。
世界観説明がヘタでキャラクターが次から次へと出てきては説明セリフを吐いてどっかに行っちゃう不思議な作り
演出出身の監督が自ら脚本を書くとこうなるのは某押井さんとかとまったく同じですね。
やりたいことをやりたくなっちゃうんだろうなぁ。
キャラクターの心情とかぜんぜん理解できないのでボクの評価は非常に低いですが、面白いと言っている人も多いのでこの先どうなるか見てみようという感じです。
このままだと糞アニメ（作中的なものも含めて）と言われちゃうぞー
２期もの
ラノベ原作のファンタジーもの２期
チャイカシステムの全貌が明らかになりつつあり、主人公グループも終盤に向けて
パワーアップしている最中です。
地味な良作
自転車競技ものの２期
インターハイ２日目まさかの途中で終わった１期からやっとゴールしてくれましたｗ
舞台装置の御堂筋くんおつかれー
先週からインターハイ最終日の３日目が始まりましたが、総北と箱学以外で目立つキャラクターが出てきたら新しい舞台装置と思って見ています。
どうせ最後は総北と箱学でイチャイチャするんでしょー
SFディストピアものの2期
スタジオが代わりスタッフが軒並み変わってしまいました…
しかも脚本 熊谷純
恐れていた通りキャラクターがみんなアホになってしまって、話も面白くない。
この人達いつまでポンコツのドミネーターに頼ってるんですかね？
すでに舞台装置のドミネーターとか犯罪係数がおかしいというのは1期でやってしまったんで、その辺の話をｇｄｇｄやられてもつらいんですが…
ネタ的には「シヴュラシステムをぶち壊すのさ！」とやるしかないのですが、おそらくこれは映画ネタなんだろうなぁ。
なんで2期作っちゃんだろう…
攻殻機動隊ARISEに続いて冲方丁さんが原作監修でダメなクジを引いている感じで可哀想。
ネット小説原作
ネトゲーの世界から出られなくなった系
ネット内とリアルで性別が違うと云々みたいな話をしているけど、この手の話はやればやるほど設定のアラが出てくるので気をつけたほうがいいよねー。
あいからずこのTCGやりたくねーという感じの鬼展開で話題になっております。
そしてそんな展開にもかかわらずCMでは「WIXOSS楽しい！みんなもやろう！」みたいな感じで主人公がクスリをキメている感じのギャップが最高ですね。
原作もの
マガジン連載のファンタジーもの
7つの大罪ネタその１
少年誌ってこうだよなーという感じのギャグとお色気と戦闘がある良作。
そして巨女。
いいスパイスですね。
安定して見られる作品だと思います。
週刊ジャンプ連載
謎の生物と戦うお話ですが、キャラクター配置が仮面ライダーアギト的です。
眼鏡くん（凡人ポジション）がんばれ
アフタヌーンで連載していた名作マンガ
キャラクターデザインとか変わっていてどうなるかと心配していましたが、お話は原作どおりなので安心しました。
面白いです。
ミギーが女声なのも慣れてきたしね。
花とゆめ連載のアジアンファンタジーもの
国を追われたお姫様とイケメンくんが国を取り戻すお話っぽい。
ふしぎ遊戯的な感じがするなと思ったら同じスタジオぴえろでした。
超安定作品です。
ソーシャルゲーム原作のギャルゲーもの
くおえうえーーーるえうおおおデースで有名ですね。
ギャルゲーものでどうするのかなーと思っていたらまさかの主人公なしの女の子だけがたくさん出てくる話でした。
女性声優の声を聞き分けてダメ絶対音感を鍛えるためのアニメです（キリッ）
ラノベ原作
中二能力をもった部活で日常をする話。
でも別に中二能力なくてもいいよね？
とりあえず２話で使い捨てで使われた会長が可愛かったです。
明治時代の滋賀で強い３人兄弟が悪人を監獄に送り込む話。
次男がアホをやって話の起点になる作りなので、アホ耐性がないとつらい。
そして長男がすごい。
実はさすがお兄さま枠なのかもしれない（声優的にも）
角川のマンガ原作
7つの大罪ネタその２
いまいち身がつまっていなくてあまり面白くない
気になるのはEDの曲くらい
クズ男とバカ女が偽恋人になってなんかいろいろ起きるめんどくさい話
アホがアホをやる話でパーツもありがちなので、こういうのが好きな人向けという
感じではなかろうかと。
キャラのエロさで盛り上がってます。
話し的には…うーん…そうねーって感じ。
とりあえず冬には薄い本がたくさんでそうです。
秋葉原の漫画専門店の店員さんのヲタ系ネタのお話。
ネタ的に新鮮さがなく薄味なのでなんかイマイチ感が強い。
ヤングジャンプ連載のSFバトルもの
火星をテラフォーミングしようとしたら、現地にはゴキブリが超進化した奴らがいて
そいつらと戦うことになったみたいなお話。
わりと売れている作品なんですが下手くそなグロ規制だけが話題になってます。
どうせ終わり方も適当なんでしょー（極黒のブリュンヒルデを見ながら）
オリジナルアニメ作品
久弥が仕事しているというだけで信者大喜びです。
中身っすか？うーん…天体のメソッドちゃんカワイイ！
洞爺湖周辺が聖地になるかどうかはこの先の盛り上がり次第だ！
アカメが切るとかのタカヒロ原作。
まどか☆マギカが使徒と戦う話的な高校生５人のお話。
寄せ集め的な作りでキャラクターもストーリーも骨が入っていない感じ
この先、急展開があっても「ふ～ん」で終わってしまいそう
まぁタカヒロだしなぁ。
ガンダムSEEDの福田監督がいろいろ手を入れているロボットもの。
品がなくてキャラの頭が悪いエリア88みたいなお話です。
水樹奈々が冒頭から歌を歌う作品は名作ですよね！（遠い目）
５分～１５分の枠のアニメ作品たち
変身ヒロインになっちゃった３人の女の子がgdgd妖精する作品
ぶっちゃけイマイチ
SEGAのハードを擬人化ものです。
懐かしいよねー
５分アニメ
アニオタの旦那と普通のOLの奥さんの話。
イチャイチャしやがって
わりと人気があるようですねー。
5分アニメ×50話
あの天地無用が帰ってきた！
キャラクターもまんまです。
とりあえず鷲羽ちゃんが悪いというのも変わらなかった！
しかし今の時代になるとささみちゃんも普通ですなー。
風呂に住み着いた男の人魚と家主の話。
なんかとりあえずこの人魚死なねーかな-と思ったので、視聴対象ではなかったらしい
エロゲー枠その１
ヒイロ・ユイとか相良宗介が主人公のドンパチなしの学園恋愛ものみたいなお話（化物語風味）と理解していただければいいかと。
キャラデも化物語と同じ渡辺昭夫なので掛け合いをしていると化物語風味が倍増します。黒髪ロングの子が主人公にカッターを突きつけているとアレですよね。
とりあえず通常ルートは終わって個別ルートに入って女の子を助け始めました。
古典的エロゲーな作りなんでキャラが好きなら…という感じでしょうか。
超圧縮気味っぽいです。
エロゲー枠その２
天文部でいろいろなトラブルを解決したりするという設定
ループ系の時間軸の話しっぽいんだけどよく分からないです。
個別ルートに入ったら会長が可愛くて良かった。
エロゲー枠その３
学園をハッピーにする部みたいなのでなんかするっぽい。
通常ルートが長くてダルい。
スタッフが監督なしの集団合議制というのがやばさを醸し出していますね…
まとめ
みんなにお勧めできるのは、 繰繰れ! コックリさん、四月は君の嘘、蟲師
オタ向け話題作ならFate、ガンダムビルドファイターズ トライ
業界人向けはSHIROBAKO
ダメな人には俺、ツインテールになります
あたりでしょうか。
クソアニメGP秋予選
脚本が下手すぎるガンダム Gのレコンギスタ
品がないクロスアンジュ
もう何からなにまでダメなPSYCHO-PASS サイコパス 2
というあたりが予選トップ３でしたー。
ある意味話題作だらけですね。
