うらみしゅらん
今朝行われたと噂されているF-1アメリカGPですが、わざわざ夜中に起きて事の顛末をみとどけた愚か者がここにいます。
今回のGPですが一番悲惨なのはアメリカの興行主、観客、スポンサー(チーム、GP、TV)でしたね。
Michelinが今回持ち込んだタイヤですが、インディアナポリスのオーバルの路面があきらかに想定の範囲外にある代物だったようです。
というのも、オーバルの路面に5mm感覚で刻まれているグルービングが入っているのですが、そのせいでタイヤに横の応力がかかった瞬間に路面のギザギザでタイヤのショルダー部分が
切り刻まれるようです。
(参照)F速けんさわページアメリカGP初日
http://www.f1sokuho.com/gprpt05/r09/gprpt01.html
ここで、特筆すべきなのはindy500のときにファイアストーンのタイヤでも同じ現象がおこっていることです。
おそらく路面からの入力がシミュレーションよりもかなり上回っていたのでしょう。
ようするにインディアナポリスの路面が繊細なヨーロッパの考えているものにたいして、あまりにも異質でありすぎたのがこの問題の本質と思われます。
今回ブリジストンが事なきを得ているのはこのときの経験がものを言っているんでしょうね。
私個人としてはFIA・Ferrali・Michelinの言い分は理屈が通っているけど、観客のためにもFIAには折れて欲しかったというのが本音です。
というかヨーロッパグランプリでのライコネンにタイヤトラブルが起こったときに、レギュレーションをタイヤ交換可(ただし給油と同時は不可)に変更すればいいだけじゃなかったのかと小一時間・・・。
今回フォーメーションラップだけをしてレースを成立させたというのはFIA、チーム、FOCAが最低限損をしない取引をしただけで、F-1村の外にいる人々が割りを食ったということだけですね。
それを理解できない日本人には政治的なセンスがないなぁと痛感しました(笑)
まぁミシュランももう少しマージンのあるタイヤを作れと。