2016年冬アニメ(1Q) まとめ
えー世間一般には石田彰ボイスのキャラが出てきたらラスボスと言われていますが、このクールでは石田彰の声が聞こえるといつ寄席が始まるのかという感じでした。
クール全般でいいますと全体的な質が高く最後まで見ることができた作品が多かった反面、突き抜けたものはなかったという印象です。
合言葉としましては「大家さんは天使でギャル子は女神」
そんな感じで一席お付き合い願えたらと思います。
まずは売上から
○2016年冬期放送開始TVアニメ 累計平均ランキング ***=非加算
12,519 01/05 この素晴らしい世界に祝福を!
*5,510 01/06 灰と幻想のグリムガル
*4,758 01/06 GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり (第2クール)
*4,465 01/06 プリンス・オブ・ストライド オルタナティブ
*3,661 02/06 デュラララ!!×2 結
*3,168 01/02 僕だけがいない街
*2,867 01/04 無彩限のファントム・ワールド
*2,608 01/06 ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション
*2,561 01/04 ノルン+ノネット
*2,240 01/06 赤髪の白雪姫 (2ndシーズン)
*2,026 01/06 だがしかし
*2,001 01/03 アクティヴレイド -機動強襲室第八係-
*1,988 01/06 ディバインゲート
*1,883 01/08 暗殺教室 (第2期)
*1,426 01/06 最弱無敗の神装機竜≪バハムート≫
*1,403 01/06 シュヴァルツェスマーケン
*1,397 02/07 昭和元禄落語心中
*1,151 02/06 亜人
*1,046 01/06 Dimension W
*1,003 01/06 蒼の彼方のフォーリズム
**,506 01/06 ハルチカ ~ハルタとチカは青春する~
**,369 01/01 この男子、魔法がお仕事です。
**,*** 01/06 少女たちは荒野を目指す
**,*** 01/06 ラクエンロジック
**,*** 01/06 虹色デイズ
**,*** 01/06 ナースウィッチ小麦ちゃんR
**,*** 01/06 霊剣山 星屑たちの宴
**,*** 01/01 旅街レイトショー
--,--- 00/01 おじさんとマシュマロ
--,--- 00/02 おしえて!ギャル子ちゃん
--,--- 00/04 石膏ボーイズ
--,--- 00/04 ブブキ・ブランキ
--,--- 00/01 大家さんは思春期 !
--,--- 00/01 彼女と彼女の猫 -Everything Flows-
--,--- 00/06 紅殻のパンドラ
--,--- 00/01 てーきゅう7期
--,--- 00/01 魔法少女なんてもういいですから。
--,--- 00/01 血液型くん!4
--,--- 00/01 SUSHI POLICE
--,--- 00/0* 魔法使いプリキュア!
--,--- 00/0* リルリルフェアリル ~妖精のドア~
--,--- 00/0* 磯部磯兵衛物語
--,--- 00/0* コチンPa!
--,--- 00/0* ミムマムミント
--,--- 00/0* 悪魔バスター★スター・バタフライ
--,--- 00/0* がんばれ! ルルロロ TINY★TWIN★BEARS (第3シリーズ)
--,--- 00/0* Doraemon (アメリカ版)
(16/04/19)アニメDVD・BD売り上げ一覧表まとめWiki
このすば!がトップでグリムガルが2位ということでなろう系1-2フィニッシュでした。
クール的には このすばしか1万枚超えがないですが、前クールからおそ松さん、ハイキュー、オルフェンズあたりが引き継いでいるので仕方がないかも…とはいえ少しさびしい感じもしますな。
最近の動向はおそ松さん、ハイキューあたりの女性向けコンテンツの安定性が光ります。
参考までにおそ松さんの売上をみるとこれがメガヒットだ!という感じです。
○おそ松さん 【全8巻】
巻数 初動 2週計 累計 発売日
BD(DVD) BD(DVD) BD(DVD)
01巻 35,795(43,313) 40,876(52,056) 47,058(63,990) 16.01.29 ※合計 111,048枚
02巻 28,141(34,047) 32,628(40,373) 35,565(46,076) 16.02.26 ※合計 *81,641枚
03巻 22,342(25,779) 27,001(31,913) 28,322(34,048) 16.03.25 ※合計 *62,370枚
売れすぎだ!
売り上げ的には次のクールに期待!
各作品の短評
合宿回から青葉城西戦終了まで大変楽しませてもらいました。
修行回が不人気と言われる昨今ですが、前半1クールの合宿でキャラの関係性を構築したり掘り下げができたおかげで、後半2クール目のインターハイの戦いがより面白くなっています。修行回が面白いのはいいよね。
また試合の演出のキレもよく、さらに声優さんのいい演技を引き出していたので相乗効果で試合の緊張感がよく伝わってきました。
最終回の大王様のサーブなんてコマを飛ばしただけなんだけどすっげーサーブ感が出ていて、見ているほうも「これは捕れない」と感じたのが素敵です。
キャラクターも男子高校生のアホっぽさと個性がでているし、追加で入ってきたマネージャーの谷地さんはカワイイし声もいいよね!
売上も1万枚くらいで安定してますし、3期で地区大会決勝をやるので引き続き楽しみにしています。
お話も雰囲気も演技も一級のアニメでした。
いい物は見ている方も自然に気合をいれて見てしまいます。
最終回前の心中のあたりはえ?って感じもしましたが、それを差し引いても噺家の二人の関係や話の持って行き方が面白いし、破滅型キャラの面白さというのがきちんと出ていました。
1話以降まさかの過去編で最終回で最初の時間軸に戻るという構成でここで終わるの?と思っていたら、最終回で2期が発表されました。楽しみ!
苦労ばかりしていた菊さんが少しは報われるといいですねー。
1話からナンセンスギャグの塊みたいな話をかましてくれましたが、まさか女性からこんなに支持を受ける作品になるとは思いませんでした。
最後までそのまんまやり切ってくれたので、いい感じに消費できましたね。
噂通り2期があるのか映画になるのか楽しみです。
ギャグよし!アドリブよし!動きよし!テンポよし!
作画が多少悪いけど、その分動きを重視してよく動かしてくれました。
キャラの個性とファンタジーものの基本を逆手にとったギャグがいい感じでしたね。
現役のプリキュア声優ふたりで魔法を使うとか、(たぶん)計算外の追い風もあり、早い段階で2期が決まりました。とても楽しみです。
タイムリープものサスペンスで、原作と同時にちゃんと着地しました。
出すべき情報をきちんとしたタイミングでくれるのでとても見やすく、キャラクターの心情も納得できるよい作品です。
この手のサスペンスものはだいたいテンポがだれたりすることが多いですが、この作品はタイムリープでリセットされるので緊張感が維持できたのがよかったですね。
また主人公の声優がどんどん上手くなっていったのもいいポイントですが、やはり先生役の宮本充の存在感が際立っていました。
よい出来の作品だと思います。
ブラック企業で働く未来がない若者が捨て身でなんかやれば未来が開けるかもしれないという陰惨とした話の前半。
好きなんだけどこれだけ暗いと日曜5時枠では視聴率はちょっと苦しいかもね・・・
ファイブスター物語的な戦闘もかっこいいしMSも大好きなんですが、こちらも回数が少ないのでそこら辺も一般層には受けが悪いかもしれません。
話的にも納得するし、主人公の造詣も「幸せになるならなんでもやる」というのは面白いんですが共感はちょっと得られにくいかも・・・
などと書いてますが、自分はガンダムシリーズの中でもけっこう好きな作品です。
ガンダムでヤクザものをやろうなんて普通は思いつかないもんな。
あと長井龍雪もので最終回がイマイチすべるのはいつものことなのだ。
分割の2クール目は一般向けになるのかこのまま突き進むのかどっちになるんでしょう?
原作の途中ながら、こちらもいいところに着地できた作品。
いいアクション物で主人公のキョーマさんも活躍できたし、ミラちゃんのポンコツっぷりも楽しめました。
OP、EDもかっこいいよ!
大家さんかわいかったですね。
マジ天使でしたね。
毎回3分が一瞬でした。
ギャル子さんの気遣い能力、コミュ能力が高すぎて実在していたら惚れているところでした。
ギャル子マジ女神
出落ちかと思ったら毎週わりと面白くてやられたーって感じの作品。
出し惜しみなしなのもよかったです。
おかげで石膏の名前と設定を覚えました。
中の人が外の人に似ているのは偶然なんでしょうか?
まじめなゲーム世界ファンタジー。
俺TUEEEE系に対する逆張り案件ですが、このすばと同時期にやったのが互いにとっていいバランスになった感じです。
時間をかけてじっくりやったおかげで心情の流れなどはしっかりしていて、共感が得やすい作りだったし画面作りもよかったですね。
ほたるさんエロい!サヤ師かわいい!駄菓子食べたい!で30分すぎるすばらしいアニメでした!
深夜帯にもかかわらず視聴率3%をたたき出した脅威の番組。
白雪ちゃんもゼン殿下も精神的イケメンでほんとにかっこよかった。
極力キャラクターを増やさない 作りなのに、昔出したキャラクターを成長枠に使ったりして見やすくしている構成が良です。
特にオビの使い方がうまかったよなー。
総員傾注!
ベータさんそっちのけで国内のいざこざな終盤でしたが、そんなところも共産主義っぽかったですね。
マブラブの前日譚なので、ベータさんは殲滅できないし何も解決していませんが、同志中尉がポンコツかわいかったのでよしとしましょう。
お話的には前作よりもよほどしっかりしていたので、最後まで楽しめたしロボもちゃんと動いていてよかったです。
近未来警察ものということで、お約束のネット犯罪から巨大ロボまでなんでもありでした。
分割2クールということでまだ顔出し的な感じがあり、本当の面白さはこれからという印象です。
後半はきっと谷口監督らしくいろいろな伏線を回収してくれるでしょう。
攻殻機動隊のスピンオフ的な立ち位置の本作
百合ありバトルありでわりと安定した出来です。
ただシリーズ構成担当回とサブライター担当回で出来の差がけっこう出ていたのが気になりました。シリーズ構成担当回のほうがテンポがよくて面白いんですよね。
やりたいこと自体は悪くないんだけど、キャラがテンプレで関係性も面白くないので
なんともイマイチな作品に・・・
なにかに突き抜けてくれればよかったんですが、それもなかったのが辛かった。
作画はいいんですけどねぇ・・・
チカちゃんが芹澤さんを落とす話でした!
尺が足りていなくてミステリー部分が弱かったりしてもったいない感じがありました。
キャラもどんどん増えるし、話をいろいろ削ってたり大変そうなのが分かっちゃうのがまた・・・
とりあえずチカちゃんかわいい!
尺的に実写ドラマのほうが向いているんじゃないかな?と思ったらまさかの実写映画化です。
当たるといいねぇ。
キャラも一通りだしてイベントもこなして、俺たちの戦いはこれからだ!のいいところで終わった作品でした。
IS系学園ものとくくられる系統ですが、亡国の王子様だったり謎の遺跡やらいろいろオモシロ要素が仕組んであったので原作のほうも少し気になったり。
それにしても姫様の不人気っぷりはなかなかのものでしたね。
僕はクルルシファーさんが好きです!
ゲーム世界と現実世界がリンクして戦う予想通り展開をきちんとやってくれたので、わりと面白かったです。
オーソドックスだけどしっかりした作りは安心ですね。
というか今PSO2のゲームでやってるいやらしい装備をアニメで使ってくださいよ、もー!
アイドルで魔法少女でどたばた的な作品。
特に面白くもなく声優さんあまり上手くならないなーくらいの感想でした。
魔法少女の衣装が水着でずっと恥ずかしがっている主人公を楽しむ作品でした。
いいぞ!
寿司狂信者のまま突き抜けるかと期待したのにまさかの多様性をみとめる展開ですよ!
クソアニメGP2016Round春
自衛隊が異世界でいろいろやらかしていて、それでいいの?という展開。
さらにドラゴンが弱い。
異世界人の知性も低い。
あげく異世界人の嫁をみんな見つけるという展開。
なにもかも安っぽい。
ブシ社の新作TCGを売るためのアニメ。
無駄にキャラがおおく、自軍内でいざこざで尺をつぶし、スカッとしない展開で最後は主人公が似合わないロンゲになったあげく記憶喪失になるお話でした。
キャラも話もバトルもイマイチでしたね。
TCGを売らないといけないのでアニメ2期もあるぞ!
こちらもソシャゲー原作らしくキャラが無駄に多くて展開もだるいし、ポエムも入るので見ているのが苦痛になってくる系のアニメでした。
最終回でディバインゲートの向こうへ行くぜ!→やっぱやめたのずっこけっぷりはなかなかすごかったです。
こちらもゲーム原作でやっぱりキャラが多く、展開が遅くて2クール目からは『お前それでいいの?」みたいな行動を取りはじめるというどんどん駄目になるアニメの見本みたいなお話でした。
しかもちゃんと終わらないでやんの!
作らないほうがよかったんじゃないかな?かな?
>初監督と初シリーズ構成、初のオリジナル作品って死亡フラグしかないよね!
ほんとに死亡でした。
機能しない主人公、敵のほうが動機とかしっかりしているパターンです。
しかも途中で時間つぶしのために無駄な敵キャラをだしたりと「これあかんやつや!」的なもののオンパレードでした。
昔のガイナックスのような熱さでごまかそうとした節もありますが、オールCGだとそういうのに向かないですね。
しかも2期をやるとか・・・
アルペジオの儲けをほんとうに吐き出しちゃうぞー
結局エロゲーを作ってるのか何を作ってるのか分からないし、どんなものも作ってるかさっぱり分からなかったゲーム創作もの。
やってることもお金周りも、キャラの役割分担もふわふわしていて、プロットのとおりに話を展開させただけでした。
赤はすぐやめるし黒はクソだしでキャラ的にも褒めるところがありません。
豪華スタッフの無駄遣いでした。
原作者抜きでこのスタッフでなんか作ったほうがよかったんじゃないかな。
という感じで2016年冬アニメクソアニメGPはしょこめざが優勝です!
うたわれるものがじっくりと順位を上げてきたりディバゲのどうしようもない最終回などでかなりのデットヒートでしたが、しょこめざさんの業界ものでまったく説得力のないお話作りが決め手となりました!
まとめ
スポーツにしても落語にしてもアニメーションにして意味があるものが面白いのがよかったですね。
次は2016年春アニメのプレビューでお会いしましょう。
それではお後がよろしいようで。